- 日時: 2013/05/04 22:49:54
- 名前: 御津垣 ID: O47K9wMo
- 稲裹神社(奥宮)
【御祭神】宇氣母智神 【鎮座地】稲包山山頂
2012/11/10プチ神楽殿の定期(?)オフ会は、 管理人神楽さんの怪我による登拝不参加と、二人道中(赤城おろしさん、御津垣) での天候悪化及び、登山道具の劣化により、正直消化不良の感があった。 いつか、よい天気の日に再登拝し満足のいく参拝と風景を眺めたい。 そう考えていた。 (オフ会のレポは、きっと神楽さんが。。。お待ちしています)
2013/4/28 GW初日から天候は安定していたが、翌日夜半からは下降気味らしい。 暖かくなりヒルが出るようになったら、自分は秋まで待つことになる。 日帰りは少々キツイが、業務でのフラストレーション※を解消する目的も含めて 夜中に出発することとなった。
※先週は、査定業務のせいで会社から帰れない日が続き フラストレーションが溜まっていた。 その前の週末に『いざ、神社!!』のタカヒロさんと御岩山を登り気分もすっきりしていたのだが。 (まあ、ぎりぎりにならないと火がつかない自分が悪いのだ。。。)
2013/4/29 今回は、日帰りということもあり疲れを翌日に持ち越さないように オフ会とは違う『法師温泉』からのルートを選択した。
途中、赤城高原SAで仮眠をとる。 夜間の運転にも関わらず疲れもない。 7:40登山口に到着した。 駐車場には誰もいない。空には若干の雲があるが、そんなには悪くない。 もろもろ準備をして出発は8:10。
もともとこのルートは東電の鉄塔巡視用のものらしい。 いたるところに東電の杭が打たれているのを見ることができる。 沢沿いの道からやがて山に入ると急登となる。 まだ今年は人があまり入っていないのか雪による倒木がある。
8:50一つ目の鉄塔に着く。 その手前には小さな雪渓があったが雪はぬるんでおり アイゼンは不要であった。
この鉄塔を越えると、九十九折に高さを稼ぐことになるが、 ここにも雪が残っている。さきほどより傾斜があり怖さが増す。 慎重にキックステップで雪渓を越えていく。
9:25二つ目の鉄塔に着く。通称大鉄塔と呼ばれているようだ。 ここまでくると稲包山のピラミッドの形がよく見ることができる。
さあ、あとひと頑張りである。 通常ならば、巡視路に沿って歩くのであるが、 この季節は冬道を行くことができる。 大鉄塔から、赤沢峠からの登山道に対して直角になるイメージで進む。 まだ雪が、しっかりしていたからこその選択である。 白樺等 立ち木の間を、誰も通っていないであろう 雪を踏みしめて登っていく。
登山道に合流。そして、最後の急登となる。 ここにも雪が張り付いており、キックステップで登る。
9:57稲包山山頂に到着。 稲裹神社奥宮の石祠が鎮座している。 日本三代実録 元慶四年(880)五月廿五日戊寅の項に 『稲裹神』として昇叙の記録をもつ古社である。 御祭神は宇気母智命。保食神、五穀豊穣の神と言われている。 四万川の水源として、稲包山に祀られたらしい。 中之条町側には、関連のお宮が存在する。
前回は見ることができなかったが、すばらしい眺望である。 周りの山々が雪をかぶった姿を見せてくれた。 空はちょっと霞みかかっていましたが、それでも満足のいく天候である。
五月後半には石楠花が咲き多くの人が訪れるらしいが 今日はこの風景を独り占めであった。 参拝後、20分近く頂上で滞在した。
下山には、アイゼンを着用したが、雪がゆるく役にたたない。 むしろ危険な感じである。ここもキックステップで降りるべきであったと思う。
やがて大鉄塔の下にある雪渓に着く。 この雪渓、実は九十九折の道を、2本ほど縦断している。 急傾斜であるが、横着し雪渓を降りることにした。
しかし、やはりというべきか邪な気持ちというのは結果に表れてしまう。 見事に、滑落。。。いや、そこまではいかなかったが滑ってしまった。 実に危うくな場面である。 滑落停止姿勢は実際に効くものだっが、笑い事ではない。 仮にここで滑落しても問題にならないだろうが、それはここであればこそである。 もし、同様なことが、もっと難易度の高い場所であれば 自分は助からなかったであろう。
残雪期に山に入るのであれば、いや山に入るのであれば それなりの技術というものは必要になってくる。 山岳信仰の山を訪れる予定もあるので、一層の技術習得が必要であると 痛感させられた出来事であった。
そのようなアクシデントもあったが、それ以降は特に問題もなく 11:20駐車場に到着となった。
着替えをし、猿ヶ京温泉「まんてん星の湯」で汗を流し帰路につく。
※スレッド間違いの為、転載ですm(_ _)m。
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