- 日時: 2012/09/16 17:34:28
- 名前: 御津垣 ID: pnae01jE
- 編集: 【回数】 2回
【名前】 御津垣 【最終日時】 2012/09/19 16:34:38
- 〜五葉山(ごようざん)〜
岩手県住田町、釜石市、大船渡市にまたがり、北上山地では早池峰山に次ぐ高さ。 最も海に近いため、山頂からは三陸のリアス式海岸を一望できる。 南側に広がる準平原とともに五葉山県立自然公園に指定されている。 名の由来は、 阿弥陀如来、薬師如来、観音菩薩、虚空蔵菩薩、愛染明王の五仏を祀る事からとも、 藩政時代に伊達藩にとって重要な山であったことから「御用山」と呼ばれていたこと とも言われている。(wikipediaより)
さて、今回の登山の目的は、 式内 衣太手神社の論社である『五葉山神社』への登拝である。
この五葉山神社、少々説明が面倒である。 山頂に近い方には、『日枝神社』が鎮座しており 黒岩に近い方に、『五葉山神社』が鎮座している。 しかしながら、登山道の案内図には、両方ともに『五葉山神社』とある。 地図が間違っているのかというと、そういう訳でもないのである。
というのは。。。 五葉山三社といわれるように複数の神社が関係しているからである。 (1)住田町の五葉山神社。 (2)大船渡市日頃市町の五葉山神社。 (3)大船渡市立根町の五葉神社。
(1)の五葉山神社は、黒岩近くの五葉山神社を本宮としている。 (2)の五葉山神社は、かつて五葉山日枝神社の名称であって、 現在は五葉山神社と改称している。 本宮だった『日枝神社』は、奥宮となりそのままの名称で残っている。 (往古は違う場所にあったようであるが。。。山王神社のところ?)
そんな訳で、必ずしも間違っている訳ではないのである。
五葉山へのアクセスとしては、 住田コース、釜石コース、大船渡コースが選択できる。 今回は、大船渡 赤坂峠からのコースを選択する。 もっとも住田からのアクセスは復旧工事の為に選択はできなかったのだが。
赤坂峠の駐車場には、車が二台停まっていた。 平日ということもあり登山者は少ないようである。 駐車場脇には立派な水洗トイレがある。
登山口には鳥居、五葉山神社の石碑がある。 これは恐らく日頃市町の五葉山神社のものであろう。 登山の安全を祈願して、9:15登山開始。
木々の間を進むと一合目の目印が。 「なぜに登山口ではなく、ここから?」そんな場所である。
三合目「賽の河原」9:45 そうこうしている内に、三合目に到着する。 二合目を見逃したようである。下山時に探そう。
四合目「畳石」10:00 一見の価値がある石。 まるで切り出したようなと、書いてあったが、なるほどである。
畳石の先には、また鳥居がある。 ここからは神域なのだろう。改めて一礼して鳥居をくぐる。 急登の樹林を進む。 姥石神社、山王神社と進み、8合目を過ぎるころには緩やかな道となる。
9合目に近くで、下山者と遭遇。 後で分かったことだが、登山道の整備をしてくださっていた方らしい。 黒岩までの状況を教えて頂いた。有り難いことである。 また、残念な情報「水場は枯れているよ」とも。
「しゃくなげ山荘」11:00 教えてもらった通り、残念なことに水は枯れていた。 ちなみに水は、これでもかというくらい持参していた。 昨日 真昼岳で汲んだ水だ。 では、なぜ残念なのか? せっかく持ってきた「ハイボール」を冷やせないじゃないですか?
氷上山で味わった贅沢な喉越しよ。もう一度! そんな気持ちだったのに〜。 すでにモチベーションの9割を失ってしまった。
海からの風がガスを発生させている。 時折、日も差し込むのだが、 写真を撮るにはちょっと待たないといけないだろう。
「日枝神社」11:15 前述の通り日頃市町五葉山神社奥宮である。 右に五葉山頂上。左に黒岩 目的の五葉山神社本宮がある。 日枝神社へ参拝後 熊鈴の音を聞く。 黒岩方面から2人の登山者。赤坂峠の車の1組らしい。
黒岩、特に五葉山神社までの道の状況を再度確認する。 登山道をさっき下山した人が整備していたから大丈夫だよとのコメント。 御礼を述べて、先に五葉山頂上に。
頂上到着11:30 ガスは取れて早池峰が姿を見せる。 自分以外に、人はいない。広い頂上、贅沢に使って大休憩である。 十分に写真を撮ったので、本日の目的地に向かう。
先ほどの日枝神社を越えて黒岩方面に。 季節には、石楠花の花が咲く地帯を歩く。 傾斜は少なく整備もされており大変歩きやすい。
「五葉山神社」12:15 日枝神社から20分程度で、目的の五葉山神社に到着する。 しかしながら、再度のガス発生にて、晴れ間を待つことになる。 参拝後の、晴れ待ちの間に昼食を摂る。 温いハイボールが悲しい。。。
晴れ間を狙って写真を撮り、飯を食べてと結構忙しい。 それでも(温い)ハイボールを飲み終わるころには、 満足したので下山することにした。
下山は、何時か覚えていない。早かった気がするが。 ついでに途中2合目の目印を探して下りたのだが、 まったく見つからなかった。
五葉山温泉で汗を流して、日頃市町の五葉山神社に参拝。 幼稚園の送迎なのか境内には多数の車が。 実は朝方にも立ち寄っていたのだが、状況改善してません。
その後、ちょっと遠いが、住田町の五葉山神社に。 到着する頃には、大分 日も暮れてしまった。 町の里山中腹に五葉山神社拝殿。その上 山頂には八幡神社の本殿。 扁額が出ていないので、どっちが五葉山神社なの? という感じである。 社務所に電話して、詳しく説明してもらってから参拝。 御朱印を分けてもらいに社務所に向かう。
そこで、見たことない朱印帳を発見。 へ〜、こんなのあるんだと、こちらの帳面も分けてもらう
さあ、明日は早池峰に登るので内陸に戻って早く眠ろう。 この夜中に結構大きい地震を車中であう。
余談: (3)の五葉神社 総代さんに聞いた話だが、 どうやら衣太手神社には五社あり、衣太手神社五社と呼ばれているようである。 遠野の方で調べている方がいるという。
一つは氷上神社。三つは五葉山神社。 あと一つは五葉山を衣太手神と見立てて釜石側にあるかもしれない口の宮かな〜。 と考えたが、後日Webで調べてみたが違うようである。
正直、余り興味を引かなかった(すいません)が、いづれ火が着くかも知れない。 備忘録として、紹介としてここに記載しておく。
管理人:風琳堂主人 ブログ名:千時千一夜 記事名:遠野郷天女伝説の故地──三陸町綾里・綾織姫大神
写真 ・五葉山神社 ・日枝神社 ・五葉山頂上
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