- 日時: 2022/05/07 18:51:11
- 名前: 御津垣 ID: XROGybl2
- 編集: 【回数】 2回
【名前】 御津垣 【最終日時】 2022/05/13 15:46:29
- イワウチワの時期にはまだはやい肌寒いなか山中に入る。
鳥居から目的地まで人に会うことはない。 静寂のなか7年ぶりの薩都大神との対面である。 調査に入る前に参拝。形式的なことかもしれないが、 事故を未然に防ぐ気構えと、信仰の対象としている方々への配慮でもある。
磐座や、隣の梵天石の岩上にはなにも見出せない。 岩陰など祭祀があったかもしれない場所などでもやはり見つけることは出来なった。 そのため落下の可能性を考えて直下の谷筋を調査することにした。
直接谷に降りることはできない。 向かいの支尾根を使いだいぶ山を降りてから谷筋を登り返す。 何かしらの工事で使ったのか廃タイヤや、倒木が行く手を塞ぐ。 幸い涸れ谷であり、足元は滑ることはなかった。
登ること数十分、明らかに他とは異なる形状の岩を見つける。 人の手が入っている器の一部だ。厚みは30mmほどある。 持ち上げてしまってから発見時の写真が必要かと思い もとの位置に戻して改めて写真を撮影する。 その後も谷筋の調査をつづけたが、成果は上がらず 時間も結構経っていることもあり下山することとした。
社務所に寄ったところ大塚宮司様がいらっしゃったので 発見の経緯をお話して、現物を奉納させて頂いた。 正直半信半疑だったが、喜んで頂けたので苦労も報われた。
写真 ・薩都神社磐座から直下の谷 ・石甕欠片
〜つづく〜
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