- 日時: 2022/05/13 15:41:29
- 名前: 御津垣 ID: r3Zxei7.
- 編集: 【回数】 5回
【名前】 御津垣 【最終日時】 2022/05/14 06:55:59
- 石甕の欠片を発見してから数年、
大塚宮司様と残りの部位を探そうとの話になる。
暖かくなるといろいろ動物や昆虫がでてくるので 谷筋に降りるのが躊躇われる。 そのため前回発見時と同じ季節に再調査を行うこととなった。
ただ、お忙しい宮司様の日時に合わせるのが難しい。 平日有休をとって伺うこととした。
社務所前で集合、籠を背負う姿がレアだ。 天気もよく探索日和だ。花粉症の自分には少々きつい。 早速現地に向かう。 表参道より賀毘禮神宮〜天の岩戸〜真崎稲荷、白狐稲荷など 諸々の霊場を経由するルートとした。 天の岩戸では、清掃ののちに大祓詞の奏上。 大塚宮司様の大祓詞。自分は低頭のみ。 御岩神社特有の文言もあるので、知らないと合わせられない。
薩都大神に到着後にも大祓詞の奏上。 厳かな気持ちで低頭。また、探索の無事を祈念する。 そういえば、薩都大神(磐座)や、奥宮を探すきっかけは 大塚宮司様から頂いた文庫本だった。 この場に二人でいることがとても感慨深い。
まずは、前回発見した谷筋に降りて、発見場所まで案内する。 発見場所が分かるようにビニールをつけておいたのだが なんとか朽ちずに残っていた。 発見場所を前後するように谷筋の探索を始める。 前回も相当探しているつもりであるが見落しがないとは限らない。
谷上部は十分に探したので、薩都大神の山側に探索範囲を広げる。 磐座群に近い急斜面に至ったところで、平たい岩を見つける。 通常の岩ではない。大きさに対して重量もある。 前回発見したと同じような感覚である。 円形の土台の欠片か。円の2/3程度の大きさ。 谷筋で探索を続ける大塚宮司様に声をかける。 急いで登ってこられる宮司様に発見したものを手渡す。 感じるものがあったのか、うなずいておられる。 石甕を置く土台ではないかという自分の推測を伝える。
改めてこの岩の発見場所付近を重点的に探索することとした。 その下部を探ると円の残り部分を発見する。 先ほどのと合わせると完全な円形である。 目的としていた石甕の欠片は見つかっていない。 水府志料通りであれば石甕は2つあるはず。 さらに言えば今回の円形の岩は認識していなかったので、石甕とセットであるはずである。
花粉症がしんどい。 休憩をはさみながら探索を続けるがその後発見は続かない。 諦めかけたところ、地中から少し顔を出していた岩を掴んで引っ張ってみる。 自然石かと思ったが、土がとれた形状は甕の一部だった。 大塚宮司様が、先ほどの円形の岩を石甕の縁に合わせてみる。 そのうえで、土台ではなく蓋ではないかという推測をされた。 確かに形状や大きさ的には蓋のがシックリくる。
大分探索したことから、今回はこれ以上の成果はないと 判断して山を降りることとした。 復路は別ルートで、谷筋に降りて御岩神社に回ることとした。 途中、薩都神社奥宮に立ち寄り大祓詞奏上となった。
社務所に到着して、前回発見した石甕の一部と合わせると ピッタリとはまったが、残念ながら一部欠損している状態であった。
残りの部位については、後日ということで 今回の探索は終了することとなった。
季節的にも次回は来年と、お暇することとした。
写真 ・石甕と石蓋 ※左下白いものは前回の欠片 ・石甕と石蓋 ※右のものが前回の欠片
〜つづく〜
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