- 日時: 2009/12/12 13:03:15
- 名前: 御津垣 ID: EMLCA0Nw
- 編集: 【回数】 9回
【名前】 御津垣 【最終日時】 2011/09/04 22:20:03
・荒神ヶ岳本社の焼失
享和元年三月上旬の記録
『鳥海山煙気之控』 三月上旬(新暦では四月上旬)、山上に登りて見るに、 瑠璃の壺あたりより焼け始め、荒神ヶ岳本社付近は大谷となり、本社は見えず。
『鳥海町史』 雪中登山して鳥海山の噴火を見る。 荒神ヶ岳御堂は焼け崩れ、長床は三棟とも破損し、 本社御堂は影もなくなっている。噴煙が所々に見える。
・新山と現本社地の形成
享和元年七月中旬の記録
『文化大地震附鳥海山噴火由来』石辻阿部政吉筆記 十日ばかり過ぎて、少し煙が薄らいだ。 山頂を見たところ、いつしか七高山と荒神岳の間に厳々たる大山が湧き出ていた。 その後、月を追って焼も薄くなった。 文化八年(1811)、山頂新岳附近の地を平均して本社(神社)を建てた。 その後少し煙気もあったが、文化九、十年までに、噴火活動は終わった。
参考資料『鳥海山 −自然・歴史・文化−』 発行 鳥海山大物忌神社
写真 ・古社地 石祠 ・古社地 大黒様 ・新旧本社位置関係(外輪山から) 赤丸部分が古社地
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