江東天祖神社(東京都江東区)の参拝記
![亀戸天祖神社【東京都江東区】](https://kaguraden.net/wp-content/uploads/2020/01/koto-kameidotensojinja-0002.png)
亀戸七福神 | |
神社名 | 天祖神社(てんそじんじゃ) |
鎮座地 | 東京都江東区亀戸3-38-35 |
御朱印 | あり |
御朱印帳 | オリジナルあり |
江東天祖神社(東京都江東区)の御祭神
天照皇大神(アマテラススメオオカミ)
江東天祖神社(東京都墨田区)へのアクセス
駐車場:近くに有料駐車場あり
最寄駅:小村井駅、東あずま駅(東武亀戸線)、押上駅、亀戸駅(JR・東武)
江東天祖神社(東京都江東区)の由緒
江東天祖神社縁起・由緒書
往年数次大洪水二遭ヒ文献流失セルモ存在セシ記録、古老ノ伝へ社伝二依レバ推古天皇御代創建聖徳太子作ノ神像ヲ神体ト祀シ四民ノ崇敬厚シ、永享年間(約550年前)社殿壊頽スル、戦乱時代ニテ修造出来ズ、大永年間下総住人沙門良博、主人新田義興(千葉一族)相謀リテ天文十年再建ス 天正年間疫病大流行ノ折織田信長使ヲ遠ク参向サセ神前ニテ流鏑馬式ヲ奉納スル祈願旬日ニシテ霊験顕ル 後恒例トナリ現今ニテ行ナハル氏子選出少年流鏑馬行事ソレナリ 明治初期迄ハ元旦ヨリ七日迄今ノ萩寺(竜眼寺)ノ角二授与所アリ 町役人総代等ニヨリ神明疫除神符ヲ配布、授与サル参拝者ハ未明ヨリ日没迄先ヲ争ヒ拝受ス 安政二年大震災二遭ヒ再度崩壊仮宮ヲ再建スルガ後十年造営ナラズ 昭和二年九月現社殿ノ造営会ヲ設ケ 同三年六月起工 同四年十二月七日竣工スル コノ現社殿ハ神明造ノ最モ優美ナルモノニシテ内部ハ堅固ナル鉄骨鉄筋コンクリート材ヲ用ヒ殿内部ハ総檜造木造ニテ荘重ナルモノナリ
本大戦ニテ戦災ヲ受ケシ東都デ火中ニ有リナガラ焼失ヲ免レタ唯一ノ神杜建築デアリ其ノ際避難セル数百人ノ人命ヲ救助出来得タ事モ大神ノ偉大ナル神助ノ顕レノ一ツデアル 又戦後ノ偉大ナル復興モソノ一ツデアル。
江東天祖神社(東京都江東区)参拝記
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江東天祖神社は東京都江東区亀戸、横十間川と北十間川の間に鎮座する。
かつて柳島村の総鎮守。
柳島は川で分断されていた地で、横十間川を挟んだ今の墨田区と江東区になる。
車での参拝では、駐車場は近隣を利用した方がいいだろう。
亀戸天祖神社の方がしっくりするが、公式サイトでは江東天祖神社なのでそちらで紹介することにした。
一の鳥居のところには亀戸七福神の旗があった。
境内に入ると道祖神が多いようだが、比較的新しいもののようだ。
正面には二の鳥居がすぐ見える。
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二の鳥居のところの右側には手水舎。
その奥には亀戸七福神の福禄寿。
亀戸七福神は、亀戸香取神社と江東天祖神社の神社が2箇所。
後はお寺で、常光寺・東覚寺・龍眼寺・毘沙門堂。
6か所だが、亀戸香取神社が恵比寿神と大国神を担っている。
二の鳥居までの参道左側には社務所。
その隣には神楽殿があったが、参拝時は車が停まっていた。
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御神木のクスノキ。
クスノキにしては、それほど大きくは無いが保存樹に指定されている。
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社殿前の狛犬。
台座が岩なので、普通の四角い台座よりも威厳があるように思える。
![](https://kaguraden.net/wp-content/uploads/2020/01/koto-kameidotensojinja-0002.png)
拝殿で参拝する。
コンクリート造の社殿だ。
江東天祖神社は初めてコンクリート造社殿の神社となる。
戦時の東京大空襲でも焼失を免れた。
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本殿もコンクリート造なので覆われている。
社殿の右側には神庫があった。
手前にあるのは砂場だろうか。
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社殿右側には境内社の太郎稲荷神社が鎮座している。
樋口一葉の「たけくらべ」や落語「ぞろぞろ」で出てくる太郎稲荷神社が、こちらの神社とされる。
同名神社は他にもあるが、公式で記載してあった。
太郎稲荷神社の鳥居前の下には力石がある。
三十六貫目と彫られている力石は江東区有形民俗文化財になっている。
太郎稲荷神社の石造鳥居も文化財だが、他にも石造灯籠、鉄造天水桶、水盤、天祖神社社号標石、境内社太郎稲荷神社社号標石、琴臺東條先生之碑の文化財がある。
御朱印は社務所で戴ける。
福禄寿や太郎稲荷神社の御朱印もある。
オリジナル御朱印帳もあり、限定御朱印は江東天祖神社公式サイトのお知らせで確認するといい。