東京都の参拝神社

平河天満宮【東京都千代田区平河町】

2019年1月26日

平河天満宮(東京都千代田区)の参拝記

平河天満宮
平河天満宮御朱印
東京七天神
神社名平河天満宮(ひらかわてんまんぐう)
鎮座地東京都千代田区平河町1-7-5
御朱印あり
朱印帳オリジナルあり







平河天満宮(東京都千代田区)の御祭神

菅原道真公(スガワラノミチザネコウ)
配神
誉田別命(ホンダワケノミコト)
徳川家康公(トクガワイエヤスコウ)

平河天満宮(東京都千代田区)へのアクセス


駐車場:周辺の有料駐車場を利用
最寄駅:半蔵門駅(地下鉄半蔵門線)麹町駅(地下鉄有楽町線)

平河天満宮(東京都千代田区)の由緒

平河天満宮由緒書

 江戸平河城城主太田道灌公が、ある日菅原道真公の夢を見ました。そして、その翌朝菅原道真公直筆の画像を贈られたこともあり、その夢を霊夢であると思い、文明十年(1478年)に城内の北へ自らが施主となり、天満宮を建立しました。(「梅花無尽蔵」による)
その後も周囲に多くの梅の木を植え、やがてここを梅林坂と呼ぶようになり、今も皇居平河門内にその名が残っています。  徳川家康公の江戸平河城入城後間もなく、築城のため本社を平川門外に奉遷しましたが、慶長十二年(1607年)二代将軍秀忠公に依り、貝塚(現在地)に奉遷されて、地名を本社にちなみ平河町と名付けられました。  徳川幕府を始め紀州、尾張両徳川家、井伊家等の祈願所となり、新年の賀礼には、宮司は将軍に単独で拝謁できる格式の待遇を受けていました。
 また学問に心を寄せる人々は、古来より深く信仰し、名高い盲目の学者塙保己一や蘭学者高野長英等の逸話は、今日も伝えられています。
 現在も学問特に医学や芸能、商売繁盛等の祈願者が多くあります。

平河天満宮(東京都千代田区)参拝記

平河天満宮

平河天満宮は、東京都千代田区、城西国際大学の向いに鎮座する。

駐車場は無いので、近隣の有料駐車場を利用することになる。

電車は半蔵門駅が一番近い。

平河天満宮
平河天満宮

鳥居を潜って境内へ。

鳥居は千代田区指定有形文化財になっている。

左右の台座には獅子の彫刻があり、見上げると天満宮の額の左右に梅の神紋と中々見応えがある。

千代田区で最古の鳥居で、江戸時代(1844年)に建てられている。

平河天満宮

鳥居を潜って右側にある三殿宮。

三殿宮の名の通り、三柱を祀っている。

三柱は、日本武尊命(大鳥神社)豊斟渟神(塩神社)木花開耶姫命(浅間神社)。

豊斟渟神は豊雲野神とも呼ばれ、他にも多くの呼び名があるが、主祭神や配神・相殿で祀っている神社は関東では少ない。

東京都だと大田区の御嶽神社、渋谷区の恵比須神社がある。

平河天満宮
平河天満宮

参道に戻って正面へ。
参道左側には、稲荷鳥居があり、その右側に石牛。

この石牛は、1体だけで対になっていないが、千代田区指定有形文化財になっている。

浄瑠璃常盤津節の岸沢右和佐の麹町の門弟によって奉納されたのは1852年、菅原道真公の950年忌になる。

平河天満宮
平河天満宮

平河稲荷神社参道にある力石と筆塚。

力石は千代田区指定有形文化財。

天龍石と正面に彫られていて、江戸時代には力試しに用いられていた。

 

筆塚も千代田区指定有形文化財になっている。

先程の石牛と同じ菅原道真公950年忌で奉納された。

筆の塚なので、下には筆が埋まっているはず。

平河天満宮
平河天満宮

筆塚の隣のお社は、宇迦之御魂神を祀る平河稲荷神社。

稲荷神社の祭り日である午の日には、平河稲荷神社の御朱印を頂ける。

参道に戻って、左側にお社のような手水舎。

平河天満宮
平河天満宮

写真サイズの問題で順番がずれるが、稲荷鳥居のところにある百度石。

百度参りするときに使われる石標で、百回往復参拝するときに目印にするものである。

そろばんは付いていないようなので、石を置くのだろうか?

奉納されたのは950年忌と、石牛や筆塚と同じで千代田区指定有形文化財になっている。

 

参道の右側の神楽殿のところにある燈籠は、常夜灯であり一晩中灯している燈籠になる。

やはりこちらも950年忌に奉納されており、千代田区指定有形文化財。

平河天満宮
平河天満宮

参道の石牛は、平河稲荷の鳥居のところだけでなく、対で並んでいる。

御祭神である菅原道真公が、丑年に生まれたことや、牛との伝説(白牛や大宰府天満宮など)があり天神様の神使になっている。

平河天満宮
平河天満宮

石牛には注連縄が首輪のようになっていた。

なで牛とも呼ばれる石牛は、撫でると学芸上達・試験合格のほか、病気平癒など多様な御利益があるという風習がある。

菅原道真公が亡くなった日も丑の日だったそうだ。

平河天満宮
平河天満宮

常夜灯のところには、布袋尊。

向いにある城西国際大学から奉納されている。

同じところにある神楽殿は、四月の例大祭のときに麹町囃子が奉納される。

平河天満宮
平河天満宮

拝殿前の狛犬も千代田区指定有形文化財。

1801年に奉納された狛犬で、厳密にいうと右側が獅子・左側が狛犬なのだそうだ。

平河天満宮

拝殿で参拝する。

平河天満宮

参道を歩いているときにも思ったが、あちこちにプランターで花が植えられている。

都内では杜がある神社は少ないので、こういった心遣いはとても気持ちが良い。

神社全体が柔らかな雰囲気になっているのは、花のおかげだと感じた。

平河天満宮
平河天満宮

平河天満宮の本殿はコンクリートで覆われているので拝見できない。

平河天満宮は東京七天神の1つになっていて、平河天神とも称されている。

東京七天神は平河天神以外だと、
亀戸天神(亀戸天神社)、五条天神(五条天神社)、湯島天神(湯島神社)、牛天神(牛天神北野神社)、大久保天神(新宿西向天神社)、関屋天神(千住仲町氷川神社)の六社。

 

平河天満宮のすぐ近くには、最高裁判所・国会議事堂・皇居など、重要施設があってイメージ的に重い感じがある。

疲れたら、平河天満宮までちょっと足を延ばしてみればホッと一息できるだろう。

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