小村井香取神社(東京都墨田区)の参拝記
神社名 | 香取神社(かとりじんじゃ) |
鎮座地 | 東京都墨田区文花2-5-8 |
御朱印 | あり |
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小村井香取神社(東京都墨田区)の御祭神
經津主大神(フツヌシノオオカミ)
別名:伊波比主大神(イワイヌシノオオカミ)
小村井香取神社(東京都墨田区)へのアクセス
駐車場:なし(近くに有料駐車場あり)
最寄駅:小村井駅(東武亀戸線)
小村井香取神社(東京都墨田区)の由緒
小村井香取神社由緒書・案内板
經津主大神は天孫降臨に先だち、天照大神の勅を奉じ、武甕槌神(鹿島の神)と共に出雲に降り、大國主命と御交渉の結果、國土を皇孫に捧げ奉らしめ、次いで
國内を平定して日本の建国の基礎を築かれた武勇に優れた神様で、國運開発・民業指導・海上守護・縁結び・安産の神様、更には、武徳の祖神として廣く仰がれております。
當社は、永萬元年(1165年)の葛西御厨の文書、應永五年(1398年)の葛西御厨注文等に鎮守村名が見られ、平安時代の末期、當地開拓のために千葉県香取郡から六軒の人々が移住し、小村井の氏神様として鎮守しました。大正五年頃まで老樹鬱蒼と繁茂し圓形の森林をなし、鳥類はもとより狸の類も巣を作り、隣地には小村井梅園が存して明治四十三年頃までは四季の遊びの場所ともなりました。
現在の御社殿は、昭和二十九年の建立で、本殿は流れ造り、拝殿は入母屋流れ造りの総檜造りです。
小村井香取神社(東京都墨田区)参拝記
小村井香取神社は、東京都墨田区にある文花二丁目交差点に鎮座する。
駐車場は無いが、近隣に有料駐車場がある。
電車の場合は、小村井駅から少し南へ歩けば着く。
道路側からでも境内は綺麗に整備されて、木々の手入れも行き届いているのが伺える。
鳥居を潜って境内へ。
鳥居を潜ると、参道左側には神楽殿と神庫。
神楽殿は神楽舞だけでなく、囃子や催し物などにも使われている。
参道右側には手水舎。
その奥には社務所があり、社務所の右側には香梅園もある。
境内のほぼ中央に二の鳥居。
鳥居の向こう側にはすぐ社殿がある。
社殿前の狛犬。
見た感じまだ新しい感じだ。
拝殿で参拝する。
やはりここも綺麗で品がある。
社殿には天井絵があるそうだ。
社殿の左側には諏訪神社が鎮座している。
諏訪神社のところにある手水鉢は墨田区登録文化財になっている。
かつては本殿前にあったそうだ。
本殿は覆われていて拝見できない。
大きさはそれほどでもないようだ。
諏訪神社の左側には西鳥居がある。
本殿の後ろには大き目な神庫。
本殿裏側の神庫の隣には三峰神社が鎮座している。
社殿右側には、天祖神社・水神社・稲荷神社・北野神社の四神社。
小村井梅園は境内入って右側にある。
小村井梅園の由来
小村井梅園は江戸時代に作られ、当時の名所案内にも数多く紹介された江戸近郊の梅の名所です。
香取神社の東側に位置し、小村井字出戸五百十一番地に三千三百坪の広さを持ち、切絵図には「梅屋敷 名主小山孫左衛門 年毎御成有」と記され、毎年梅花の盛りには将軍家の御成りがあり、御成り梅の名も残っていました。紅梅白梅と姿も良く、また老樹も多く、大きな実も獲れました。
園内には、築山や池に多くの名石が組まれ、東西に亙り松の大木が二列に並びたち、鴨・鷺など多くの鳥が飛び交い、利根川の魚を畜った釣掘りもあり、花菖蒲に秋の七草と、多くの人で賑わいました。
安藤広重の「絵本江戸土産」の錦絵には「小村井は亀戸より四、五町の巽の方に在り、此の所に香取の社あり その傍ら 梅園ありて満開の節は薫風馥郁として行人の鼻を穿つ 実に新古の梅屋敷にも倍したる景勝なり」と記されています。惜しくも明治四十三年の大水で廃園となりました。その面影を偲び、花梅のみを集めて、香取神社の境内に香梅園として復活しました。
梅の種類は80種類余り、120本が植えてある。
参拝時は梅花の季節では無かったので、どんな感じに咲き乱れるのか写真で紹介できないので動画をみつけて掲載。
梅まつりは二月の中旬から開催される。
参拝時、御朱印は社務所で戴いた。
9月第1土日には例大祭があり、獅子頭巡行や神輿渡行も行われる。
機会があれば、梅祭りのときに満開の梅を堪能したいし、公開される天井絵も拝見したいと思う。