五所神社(千葉県山武市蓮沼)の参拝記
浜の七福神 | |
神社名 | 五所神社(ごしょじんじゃ) |
鎮座地 | 千葉県山武市蓮沼イ2222 |
御朱印 | あり |
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五所神社(千葉県山武市蓮沼)の御祭神
天照大日孁貴命(アマテラスオホヒルメムチノミコト)
誉田別命(ホンダワケノミコト)
表筒雄命(ウワツチオノミコト)
天児屋根命(アメノコヤネノミコト)
素登織姫命(ソトオリヒメノミコト)
五所神社(千葉県山武市蓮沼)へのアクセス
駐車場:神社二の鳥居手前右側にあり
最寄駅:松尾駅(JR総武本線)
五所神社(千葉県山武市蓮沼)の由緒
五所神社由緒書
享保二年、神祇官より正一位に増位の宣旨あり、鎮座地殿台も源頼朝公、奥州の藤原泰衡を征し凱旋の砌り本社へ武運長久を祈り兵力を休養したる地と称せらる。
明治元年、五所大権現を五所神社と改め、更に大正十一年郷社に列せらる。昭和二十一年、行政改革に依り宗教法人となる。
昭和五十三年、千葉県神社庁より規範神社に指定さる。
現在の御本殿は天正二年、下総芦戸の城主木曽義純朝臣の造営にて以後修理を加へたるも実に壮大優美な建造物にして、昭和二十八年千葉県重要文化財に指定されたものである。
五所神社(千葉県山武市蓮沼)参拝記
五所神社は、千葉県山武市、蓮沼野球場の東に鎮座する。
駐車場は、二の鳥居手前右側にある。
一の鳥居から二の鳥居まで、やや距離がある参道。
二の鳥居右側には手水舎。
手水舎の左奥は社務所になる。
二の鳥居を潜り、社殿前の狛犬。
まだ新しい狛犬だ。
狛犬の奥には燈籠が左右にある。
古い燈籠で、案内板には次のように書いてあった。
蓮沼村史・第五節(地引網漁業)によると、西宮市(兵庫県)の西宮神社に上総国の里人の寄進による石灯籠が二つある。一つは、元禄二年九月(1689年)に蓮沼村の里人と西宮の里人によるもの。もう1つは、元禄十一年八月(1698年)に上総国の講中によるものである。それぞれの灯籠に、この石灯籠を寄進した里人と同様の名前が刻まれている。このことは、当時、九十九里浜の地引網、特に鰯漁を介し、関西漁民と蓮沼の人達との交流があったことが伺える。いずれも、郷土の産土(うぶすな)神社に漁業の安全・豊漁を祈願して寄進したものである。
平成十二年三月 蓮沼村教育委員会
江戸時代の燈籠は、山武市指定文化財になっている。
拝殿で参拝する。
大きく立派な社殿だ。
本殿は覆われていて、外からは拝見できない。
参拝時は、特別に本殿を拝見させて頂いた。
とても大きく、素晴らしい本殿なので、実際に観て欲しい。
興味がある方は事前連絡してから参拝するといいだろう。
写真は千葉県の県指定文化財になっているので、公開されている。
本殿の左側には境内社が一社、そのまま時計回りに進むと本殿裏側に古札納め。
本殿裏の右側には大黒天像。
大黒天は浜の七福神になっている。
他の七福神を紹介しておこう。
恵比寿・・・八坂神社(九十九里)
布袋尊・・・四社神社(横芝)
毘沙門天・・・真光寺(白子)
寿老人・・・要行寺(大網白里)
福禄寿・・・観明寺(一宮)
弁財天・・・清泰寺(長生)
浜の七福神スタンプラリーも行っている。
本殿右側には境内社の石宮が並んでいる。
五所神社の御祭神額。
左側下段に描かれている素登織姫命は、主祭神で玉津島神社以外だとあまり祀られていない神様だと思う。
衣通姫のこととされる美人で肌が衣を通して光る和歌三神の一人。
毎年2月第3日曜日に十二面神楽(市指定無形民俗文化財)の奉納があり、湯立て神事も行われる。